「合鍵」と聞いてまず思い浮かべるのは、玄関の鍵かもしれません。しかし、合鍵が必要になるのは玄関だけとは限りません。私たちの生活には、様々な場所に鍵が使われており、それぞれに合鍵が必要になるケースがあります。ここでは、玄関以外の場所で合鍵が必要になる主なケースについて解説します。まず、自宅内で合鍵が必要になる場所として挙げられるのが、勝手口や裏口の鍵です。防犯のために複数の出入り口に鍵をかけている場合、それぞれの合鍵が必要になります。また、窓の鍵や、補助錠として後付けした鍵などにも合鍵が必要になることがあります。特に防犯意識の高い家庭では、ワンドアツーロック(一つのドアに二つ以上の鍵をつけること)を実施していることが多く、その場合はそれぞれの鍵の合鍵が必要になります。次に、自宅敷地内の建物や設備に関する鍵です。例えば、ガレージや物置、倉庫の鍵。自転車置き場やゴミ置き場の鍵なども、合鍵が必要になることがあります。これらの場所は、防犯だけでなく、家族間での利用をスムーズにするためにも合鍵があると便利です。また、庭の門やフェンスに取り付けられた鍵なども同様です。趣味や仕事に関する場所の鍵も挙げられます。例えば、書斎やコレクションルームなど、プライベートな空間のドアに鍵を取り付けている場合、その合鍵が必要になります。仕事で使う道具や書類などを保管するキャビネットやロッカーの鍵も、合鍵を作成することがあります。集合住宅に住んでいる場合は、共用部分に関する鍵も合鍵が必要になることがあります。例えば、集合ポストの鍵、宅配ボックスの鍵、マンションのオートロックのエントランスキー(これは複製が非常に難しい場合が多いですが)、自転車置き場や駐車場、トランクルームなどの鍵です。これらの鍵は、管理会社を通じて複製を依頼するのが一般的です。
玄関以外の合鍵が必要なケース